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「現代の価値観で過去を批判するな」的言い草

 


戦後書かれたあの戦争に批判的な書物を、自分で読んだことある人間ならこんなこと、ベタには、言わないだろう。


左翼的な人の本だろうと保守的な人の本だろうと、あの戦争や当時の様々なことを批判的に言及する際、「現代」的な視点から(たとえば現代の学問の水準から)も当然論じるが、当時の国際法や陸軍刑法等の国内法を根拠に論じたり、日本政府や軍の政策・行動や国民一般世論などに批判的考えをもっていた当時の知識人・軍人・外交官等(一般国民も)の言葉などをたくさん使って論じてる。もちろん、当時の外国人の日本についての言説も使ったり(孫文だったりガンジーだったり)。


そうそう、天皇の意思なんかも。家永三郎の著書にも、天皇の意向を無視したことを批判的に書いてある部分があったり。ようするに、当時の天皇の価値観や意向を基準にして当時のことを批判しているわけだ。


また、日中戦争・大東亜戦争での捕虜政策については、日清・日露戦争や第一次世界大戦での国際法を遵守しようとしたという日本の政策と比べてるのがお約束だし。



当時や以前からの価値観や当時の人たち言葉を使って批判している部分がたくさんあるのに、「現代の価値観で過去をどうだこうだ」的なことをいって終わりにするのは相当おかしい。


保守派知識人は、これを難癖で失当であると自覚していながら、これを「扇動用語」としてあえて使っているのだろうけど。


というか、「現代の価値観で過去を批判するな」的なことを言う人はむしろ「日本」について「自虐的」すぎだろう。当時の日本にも、あの戦争や時代の様々な部分を批判的に見れる「価値観」はあちこちに存在した。こういう価値観が当時の日本になかったなんてみなす方がはるかに「自虐的」だろう。日本人をなめるな、と。


むしろ、あの戦争やあの時代に批判的な書物を読むと、時代に批判的であった一部の人たちの鋭さに感心させられることが多い。石橋湛山あたりは超有名だけど、他にもいろいろな立場のいろいろな人たちの言葉がいろいろ紹介されていて目からウロコだったりするものだ。読めばわかるはずだけど読んでないのだろう、「現代の価値観で過去をうんぬん」的なことを繰り返すそこらの方々は。


ちなみに、現代の視点から過去を論じることはもちろん当たり前に重要。


 

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